ふうの翻訳劇場

~ 芝居好きの駆け出し翻訳家ふうの日記 ~

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

need more teeth

1ヵ月あいてしまいましたが、今回の表現は映画「ジュラシック・ワールド」からです。
とくにジュラシック~ファンというわけではないのですが、あの迫力は映画館で観てみたいと思ったのと、主演のクリス・プラットが最近ちょっと気になっていたのとで、先日映画館で鑑賞してまいりました^^ さすがのド迫力に大満足!!

そして、ネット上で早速話題になっているのが標記の字幕(ちなみに本作の字幕は戸田奈津子さん)。クライマックスで兄弟のうち弟が言うセリフです。映画では「歯が足りない」となっていて、わたしは大した違和感なくスルーしていたのですが、『リーダーズ英和辞典』によるとneed more teethには「より強い実行力[強制力]を必要とする」という意味もあって、ここではダブルミーニング(1つの語に2つ以上の意味をもたせること)になっているようです(気づかなかった。。。まだまだ修業が足りませぬ。。。)。

そこで、ネット上では「戦力が必要だ」とか「歯が立たない」とすべきだという指摘がなされているわけですが、下記サイトの説明を読んで、ここは戸田さんの訳でいいんだとわたしは納得できました。気になる方はぜひご一読あれ。

farsite / 圏外日誌
ジュラシック・ワールド: 戸田奈津子氏は誤訳をしたのか?

スポンサーサイト

fear to take one’s slide rules

このまま訳すと「自分の計算尺を持ち込むのをためらう」ですが、これだと??なので文脈の中で考えたいと思います。

ちなみに「slide rule(計算尺)」は「携帯用アナログ計算器」(『ブリタニカ国際大百科事典』より)。写真で見るとこんな感じ↓。
https://en.wikipedia.org/wiki/Slide_rule#/media/File:Sliderule.PickettN902T.agr.jpg
イマイチよくわからないのですが、要はいろんな計算ができる器具みたいです。

そこで例文を見てみます。

例文:
Francebed, the name of which is only half truthful as it is the moniker of a Japanese sleep furniture company, is stepping in where the Nobel Prize coveters fear to take their slide rules. It has developed a vibrating pillow that is intended to reduce a user’s snoring.

下記サイトより引用:
http://www.japantimes.co.jp/life/2007/06/20/digital/gadgets-to-the-rescue-vibrating-pillow-curbs-snoring-toothbrush-tracks-your-hygiene-habits/#.VbcHj3k9LIV

ここでは、the Nobel Prize coveters fear to take their slide rulesと出てきます。直訳すると「ノーベル賞を欲しがる者が、自分の計算尺を持ち込むのをためらう」ですが、やはり意味不明です。

実はここでいうslide ruleは、天文学者にとっての天体望遠鏡のようなものを指していて、そう考えると「ノーベル賞を欲しがる研究者が、自分の研究道具を持ち込むのをためらう」と言い換えることができます。

つまり「研究をためらう」「取り組むのをためらう」という意味になるわけです。

ちなみに例文全体の大まかな意味は「日本の企業でありながら社名にフランスとつく寝具会社のフランスベッドは、ノーベル賞を切望する研究者が取り組むのをためらう分野に足を踏み入れた。振動でいびきを軽減する枕を開発したのだ」

今回はちょっと難しかった…(汗) 文脈によって訳に工夫が要りそうですね~

cause a hemorrhage in ~

意味は「~を怒らせる」
『リーダーズ英和辞典(第3版)』では、「have a hemorrhage:ひどく興奮する,かーっとなる」で出ていました。

hemorrhageはもともと「出血」という意味ですが、ここでは「脳出血」と考え「頭に血が上る」「血管がぶち切れる」というようなイメージから、「ものすごい剣幕で怒る」「カンカンに怒る」というような意味合いになるようです。

例文:
the grown-ups around us still talked of the deprivation years during World War II like it happened yesterday, which meant we could never leave food on our plates or throw away half-used notebooks without causing a minor hemorrhage or two in the elders.

下記サイトより引用:
http://www.japantimes.co.jp/life/2004/08/26/language/the-showa-days-were-they-really-that-good/#.VbcAYHk9LIV

ここでは、causing a minor hemorrhage or two in the eldersという使われ方をしています。直訳は「お年寄りに軽度の脳出血を1つか2つ起こさせる」ですが、要するに「お年寄りを怒らせる」という意味です。

例文全体の大まかな意味は「当時、周囲の大人は戦時中の貧しかった時代を昨日のことのように話していた。だから、食べ物を残したり使いかけのノートを捨てたりしようものなら、ひどく怒られた」

ちなみにわたしは「食べ物を残したり使いかけのノートを捨てたりしようものなら、お年寄りが(ショックのあまり)脳溢血を起こして倒れかねなかった」と解釈したのですが、そうではなかったようです(汗)。皆さんもお間違えのなきよう。

play off of

またまた久々の登場です。
いつまで続くかわからないのですが、これから備忘録代わりに新しく覚えた単語や表現を記録していこうと思います。というわけで第一弾は、play off of。

意味は、Use other actors' lines and expressions and movements to affect/alter/enhance one's own performances.
http://forum.wordreference.com/threads/play-off-of-each-other.2179700/参照 )
日本語だと「相手のセリフの言い回しや演技などを利用して、自分の演技を高める」という感じ。

下記映像の00:45あたりから出てきます。
http://www.msn.com/en-ie/video/entertainment/sandra-bullock-makes-villainous-debut-in-minions/vi-BBl25sg
It’s hard because I like having other actors play off of or other minions play off off.
(相手の俳優や声優のセリフを聞いたり演技を見たりして、自分の演技に生かすのが好きだから(1人で演じるのは)難しかった)

サンドラ・ブロックが声優を務めた新作アニメ「ミニオンズ」の収録について話している映像です。どうやら収録は彼女1人で行われたようで、ミニオンズのセリフは監督が読んでいたようですね。

1回目はこれくらいで…。
冒頭に書いたようにいつまで続くかわかりませんが、ぼちぼちやっていこうと思います。

World Entertainment Express

ゆめぴりか_IMG_0091

今日は午前中、健康診断でした。昨年までは派遣先の近くのクリニックで受けていたのですが、今回初めて近所の診療所へ。おかげさまで普段、病院とは縁のない生活をしているので、なんだか新鮮な気持ちがしました。でも、そろそろ体をいたわらないといけない年齢になってきてるし、近所の診療所に行き慣れておくのもいいかなと思いました。とりあえず、本日結果が出ている分には異状なしv あとは血液検査の結果待ちです。8月に改めて検査結果を聞きに行ってきまーす。

ところで、今月からマーベリックに加え、新規のお仕事をやらせていただくことになりました。字幕とはちょっと違うのですが、週間ロイターニュースのWorld Entertainment Expressといういわゆるエンタメニュースの和訳です。

すでに3本ほどやらせていただいて、トライアルを兼ねた1回目は、翻訳会社のかたがわたしのお芝居好きを知ってか知らずか、トニー賞のニュースでした^^ あとは全米の映画の興行収入ランキングとか、音楽の話題とかいろいろ。映画はなんとかいけるのですが、問題は音楽。洋楽どころか日本の音楽もほとんど聴かないし、番組も見ないので、調べものや表現に少々苦戦しております。せっかくなので、これを機に音楽のほうにもアンテナを張ろうと思います^^

ちなみに、翻訳したものは字幕となり、JR新宿駅東口のユニカビジョンで毎週水・土に放映されます。こちらもマーベリックと同様、数名の翻訳者で担当していて、大体2週間に1~2回、やらせていただくことになります(いちおうこちらは1年契約とのことなので、来年の6月まで続く予定)。次回、わたしが担当させていただくのは、7月18日放映分。もしよかったら、新宿に行かれた際、チェックしてみてくださいませ^^

ユニカビジョン http://www.yunikavision.jp/

本日の写真は、妹たち、北海道の農家で作られているお米“ゆめぴりか” 前に妹から送ってもらったんだけど、少し前から近所のスーパーでも出回るようになり、以来ずっとゆめぴりかです^^ ちなみに“ぴりか”はアイヌ語で“美しい”という意味。北海道の新しいお米“ゆめぴりか”をよろしくお願いしま~す!!
翻訳作品 放送情報

幻の西部劇シリーズ
『マーベリック』
出演:
ジェームズ・ガーナー
ジャック・ケリー
土曜夜11時~ 衛星劇場にて
絶賛放送中!
番組HPは、コチラ

最近のコメント
最近の記事
過去の記事
カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

リンク
ブログ内検索

プロフィール

ふう

Author:ふう
(B型、みずがめ座、木星人+)
芝居好きの駆け出し翻訳家。
派遣社員として製薬会社で翻訳業務に従事するかたわら,2010年春より在宅で字幕翻訳の仕事をさせていただいております。いつか自分の訳した戯曲が舞台化され,それを観る日を夢見つつ,日々翻訳修行に励んでいます。

※当ブログについて:
当初は芝居と翻訳について半々の割合で書くつもりでしたが,今ではほとんど観劇日記と化しています。“翻訳”等のキーワードでアクセスしてくださったかたには申し訳ありません! でもたまに仕事や翻訳についても語っているので、もしよかったらまたお越しくださいね。

カテゴリー
お薦め!


『リカ』
~ DVD 発売中!~
ウエストエンドスタジオプロデュース
2009年8月上演舞台
原作:五十嵐貴久(幻冬舎文庫)
脚本・演出:-もとひろ
◇問合せ:Westend Studio
演出家-もとひろさんのblog
DVD予告編
公演詳細





美・チャンス(『WHITE』)収録


Studio Life 『ドラキュラ』
劇中曲収録


Studio Life 『トーマの心臓』
劇中曲(アヴェ・マリア他)収録


















月別アーカイブ
最近のトラックバック
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。