ふうの翻訳劇場

~ 芝居好きの駆け出し翻訳家ふうの日記 ~

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シアター!

  

有川浩さんの 『シアター!』 を読みました。小劇場を題材にしたお話で、ずっと読みたいと思っておりましたが期待どおりでしたね~ いやぁ楽しめました。小劇場業界ならではエピソードがあちこちに盛り込まれていて、読みながら思わず大きくうなずいてしまいました。もちろん、小劇場ファンでないかたにも楽しめると思いますよ~。その場合は逆に、コレを読んで小劇場に興味を持つようになるかも

有川さんが本書執筆にあたり実際に取材された劇団があり (Theatre劇団子)、今年の1月には紀伊國屋ホールでその劇団の公演があったみたい。しかも有川さんの原作で本書のスピンオフ的な作品。観てみたかったなぁ~

本書の続編「シアター!〈2〉」も出ているようなので、読んでみたいと思います。“シアターフラッグ”のその後が気になるので(笑)

内容紹介(Amazon.comより引用)
小劇団「シアターフラッグ」―ファンも多いが、解散の危機が迫っていた…そう、お金がないのだ!!その負債額なんと300万円!悩んだ主宰の春川巧は兄の司に泣きつく。司は巧にお金を貸す代わりに「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」と厳しい条件を出した。新星プロ声優・羽田千歳が加わり一癖も二癖もある劇団員は十名に。そして鉄血宰相・春川司も迎え入れ、新たな「シアターフラッグ」は旗揚げされるのだが…。



関連作品

    

Theatre劇団子 公式HP
(11月に新宿スペース107で上演予定があるみたい。観にいってみようかなぁ~)

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夕映え天使

Image635.jpg

今月の初め、約5年ぶりに健康診断に行ってきまして、先日、結果が届きました。とりあえずレントゲンと心電図は異常なしだったので、ほっとしました(なんとなくこの2つは怖い気がするから、苦笑)。

ですが、5年前に指摘された軽度の貧血(ヘモグロビン低値)に加え、新たに腎機能の軽度低下を指摘されてしまいました。幸いどちらも軽く、再検査を受けるほどではないものの、食事や生活に注意が必要です。

…にしても、貧血は、たしかに5年前ごろは食事も生活も今よりいっそう不摂生で、通勤電車のなかでもたびたび貧血を起こしたりと自覚症状もあったのですが、最近は、当時と比べると生活もかなり改善したし、食事もマクドに行く回数がかなり減ったなど、ずいぶんマシになり、ここのところほとんど自覚症状もなかったから、もう大丈夫かなと思っていたので、ちょっと意外でした。でもま、男性に比べると女性のほうが貧血になりやすいっていうし、あまり深刻になりすぎず、さらにいっそう食事や生活スタイルに気をつけていきたいと思います。

あと、よくわからないのが腎機能低下。こちらはまったくもって自覚症状なし。検査値でいうと、クレアチニン軽度高値が認められたみたい。クレアチニンは老廃物のようなもので、それが腎臓でうまく濾過されてないと血中濃度が上がるらしい。「指導」欄には、“塩分摂取をひかえ、水分を多めにとるように”と書かれてました。…でも、水分は、熱中症対策でかなりとってるほうなんだけどなぁ…。ともかく、今以上に気をつけるようにして、塩分取りすぎにも注意したいと思います!

さて、前置きが長くなりました。ここからが本編です(笑)

先日、久しぶりに“浅田次郎”読みました。今月新刊の文庫本 『夕映え天使』。短編集です。最近、小池龍之介さんの影響か、ドラマでもなんでもあまり刺激の強いものを好まなくなり、小説も過激な描写の少ない、ほんわか系といいますか、穏やかなものにひかれます。

今月の初めに書店に行ったときも、ホラーやサスペンスはもちろんのこと、“絶対に泣けます!”的な本も避け、何か面白そうなものはないかと物色しておりましたところ、本書と出会いました。

浅田さんといえば、短編集『鉄道員(ぽっぽや)』に収録されている「ラブ・レター」が大好きなんだけれど、本書の表題作「夕映え天使」はどことなく「ラブ・レター」に通ずるものがあるなぁと感じました。

意表をつかれたのが 「特別な一日」。このタイトルの“特別な一日”に深い意味があるんだけど、まさかこう来るとは!と、ラストに意外な結末が待っています。そして、自分ならどうするだろう?といろいろと考えさせられる作品でした。

刺激の強くない、穏やかな感動をお求めのかたにはお薦めです!(



内容紹介(Amazon.comより引用)
東京の片隅で、中年店主が老いた父親を抱えながらほそぼそとやっている中華料理屋「昭和軒」。そこへ、住み込みで働きたいと、わけありげな女性があらわれ…「夕映え天使」。定年を目前に控え、三陸へひとり旅に出た警官。漁師町で寒さしのぎと喫茶店へ入るが、目の前で珈琲を淹れている男は、交番の手配書で見慣れたあの…「琥珀」。人生の喜怒哀楽が、心に沁みいる六篇。


前回に続いて“夕映え”つながりで紹介してみました~(笑)
本編より前置きのほうが長くなってしまいましたが…(^^;
写真(↑)は先日浅草へ行ったときにパンダバス車中から撮影したスカイツリー。
パンダバス、7月から運行再開したようです!


江戸の夕映え

Image640.jpg

またまた更新が滞ってしまいました。みなさま、如何お過ごしでしょうか?

わたしは、あれから2、3日風邪を引きずっておりましたが、おかげ様で無事完治しました。でもって風邪が治ったと思ったら早速仕事が入りまして(ありがたや~)、日曜日までそちらに追われており、本日久しぶりにのんびりとした休日を送っております。

そんなことよりッ!

海老蔵丈&麻央さんご夫婦に女の子が誕生したそうで、おめでとうございます!!! 何かと注目を浴びる環境で大変かと思いますが、元気で健やかに育っていかれることを心から願っております。

ところで、仕事に追われてると言いつつ、実は先日歌舞伎観劇に行ってきました(チケットは1ヵ月以上前に確保してるので仕方ないのです)。

公演の詳細はこちら。>> 七月大歌舞伎

一部の「吉例寿曽我(きちれいことぶきそが)」も二部の「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」もよかったのですが、今回はラストの「江戸の夕映え」について語らせていただこうと思います。

正直、観る前はそんなにも期待してなかったのですよね(成田屋さん、すみません^^;)。今回、昼の部では「楊貴妃」、夜の部では「江戸の夕映え」をやっていて、あらすじを読んで、どっちでもいいかなぁと思っていたのです。結局、昼の部は「勧進帳」があるせいか発売初日から残席薄で、必然的に夜の部のチケットを購入した次第。

ところが、実際観てみたら、よかったですッ!!!
海神別荘、天守物語に並ぶくらい好きかも

概要(Website歌舞伎美人より引用)

江戸幕府は瓦解し、新政府となった明治元年の夏。直参旗本の本田小六は、許嫁の松平掃部の娘お登勢を残し、幕府軍へ加わり軍艦に乗り込んで函館へ旅立ってしまいます。一方、同じ旗本でも小六の友人である堂前大吉は、柳橋芸者のおりきと夫婦になり町人として暮らし始め、あれから音沙汰のない小六の身を案じているのですが...。

数々の新作歌舞伎を残した大佛次郎の代表作。激動の幕末を生きた市井の人々を主人公に、江戸の人情味や粋を巧みに描きます。今回は、大吉を勤める團十郎の演出で、祖父と父が演じた小六を海老蔵、おりきを福助、掃部を左團次で当月の舞台を締めくくります。


ストーリー的にはありがちな話なんだけど、ゆったりとした時間の流れ、沈黙の妙、ひとつひとつ丁寧に語られる台詞、繊細な演技etc。これぞ“和”という感じの、本当にすてきな舞台でした。

役者さんも皆さん素晴らしかったのですが、何といっても層の厚い女形陣。中でも、おりき役の福助さん、お蝶役の宗之助さんはホント素敵でした

そしてそして気になる役者さんを発見! 海老蔵丈演じる小六の許嫁のお登勢。久しぶりにビビッときた女形さんです。でも、今回筋書き(パンフレットのようなもの)を購入してなかったので、メインのキャスト以外の配役がわからず、芝居中も、ずっと誰が演じてるんだろう?と思いながら観ておりました。ところがしばらくして、あれ、この役者さんひょっとしてアノ人では?と思ったら気になってしかたなく、結局終演後に筋書きを購入しました(笑)

その場で即配役をチェック。当たってました。お登勢役は 中村壱太郎(かずたろう)さんでした!

壱太郎さんといえば、先月母と一緒に行った歌舞伎鑑賞教室で初めて知った役者さん。あの時の静御前もステキだったけど、今回のお登勢も可愛かったぁ~ 可憐さの中に、小六を一途に想い続ける芯の強さも持ち合わせていて、ラストの無言の再会シーンには、思わず胸が熱ーくなりました。

無言の再会シーンといえば、あそこに日本の芝居らしさが凝縮されてる気がしましたね~。現代劇や欧米の作品ならあそこで何か付け足しそうな感じがするんだけど、あの言葉はいらない、佇まいとその場の空気だけですべてを語るという芝居は日本ならではという気がしました。

筋書きによると、本作は大沸次郎が九世海老蔵のために書き下ろした作品とのことで、原作本が出てないかAmazon.comでチェックしてみたのですが、残念ながら出てないみたい…。またぜひぜひ再演していただきたいです!!!

さて、江戸の夕映え原作本は見つけられませんでしたが、来月いよいよ 「歌舞伎座さよなら公演DVD第4巻」 が発売されます! 平成21年7月に上演された玉三郎さんと海老蔵丈の「海神別荘」と「天守物語」が収録されてるDVDです! 残念ながら、わたしは今すぐの購入は無理ですが(かなり値がはるのです…^^;)、何とか年内にはGETしたいと思いまーす。




PHANTOM ④

ファントム 大千秋楽から約1週間…。千秋楽前の金曜日くらいから、のどの調子がおかしく、イヤな予感…と思っていたら、案の定、大千秋楽観劇後の夜、ついに鼻にきました。ファントムが閉幕して気がぬけちゃったんでしょうかね~(出演者でもないのに(^^;)。ともかく、久しぶりの風邪っぴきで、この1週間マスクをつけて仕事に行っておりました。製薬会社に勤務してるくせに、薬に頼るのがイヤで、なんとか自力で治癒しようとしてるんだけど、これだけ長引くんだったら意地を張らずに薬を飲んだほうがよかったかな…(^^;)。昨日はおとなしく読書したりDVD鑑賞したりして、夜も早めに就寝したのに、今も鼻がずるずるです(泣)。

ま、風邪はいずれ治るとして、ファントム、とうとう終わっちゃいましたね。とっても淋しい…。注文をつけたいところはいくつかあったものの、全般的には本当に素晴らしい作品でした! とくに、destinチーム大千秋楽の林さんは、まるでエリックが乗りうつったかのような、本当に見事な演技でした。もはや演技とはいえないくらい、エリックと林さんが同化してた。

普段はクールに毒舌を吐いておられる林さんが、カーテンコールでは感極まって、とつとつと今作やエリックへの思いを語ってくださった姿や、瞳に浮かぶ涙がとても印象的でした。以下、わたしが覚えてる範囲でのカーテンコールでの林さんのお話です。

「…この場で個人的なことを話すべきか迷ったのですが、あえて話そうと思います。実は数年前、スタジオライフも役者も辞めようと思った時期があって、演出家(倉田さん)といろいろと話したことがあったんです。その時、彼女が自分の夢について語ってくれて、その中にこの『ファントム』も入っていて、彼女は着実に自分の夢を成し遂げていっている…(中略)…その時はまさかこの僕がエリックをやらせてもらえるとは思ってもみなかった…。お客さんから“(エリックを演じるのは)大変でしょう。疲れるでしょう”と声を掛けられるのですが、実は全然そんなことなくって、むしろ楽しくてしょうがない。この役(エリック)にとてもシンパシーを感じるんです…(中略)…この場でお約束します。もう役者を辞めるなんて言いません…」

林さんがライフに入団されたのが95年。16年目にしてつかまれた運命の役。ちなみにわたしが初めて仕事として“翻訳”に関わるようになったのが2000年。現在、11年目。あと数年頑張れば、わたしも何か運命の出会いがあるのかなぁ~なんて思う今日この頃…。ファントムブログの林さんの最後の言葉もとても素敵です。
>> PHANTOM BLOG 語られざりし物語

林さんのことばかり書きましたが、今回は他の皆さんもいろいろな思いを胸にこの作品に取り組まれたことと思います。もちろん作品自体も本当にとても素晴らしかったけど、そういう皆さんの意気込みが観る側にも伝わってきて感動をもたらしたような気がします。

それに、マット・キンリーさんとニック・シモンズさん。チラシやパンフレットにはさらっと名前が載ってますけど、これってほんとにスゴイことですっ!! オファーする倉田さんもスゴイけど、それを受けてしまうマットさんもスゴイッ! ライフのファンでありながらこんなことを言うのもなんですが、マットさん、よく受けてくださいましたよね。奇跡ですよ! でもおかげで素晴らしい美術、映像、照明を堪能することができました。続編が楽しみだぁ~。

あまり、作品自体の感想になってなくて恐縮ですが、ともかく今回はいろんな意味でたくさんの感動をいただいた舞台でした。この奇跡的な公演を実現してくださった皆さまに感謝です! スタジオライフのファンをやっててよかったぁと心底思えた1ヵ月間でした。

最後に、PHANTOM BLOGから倉本さんの言葉を紹介して、ファントムの感想を締めさせていただきたいと思います。ご清読ありがとうございました。

「しぶとく生きて、細く長ぁく 芝居をしましょ!」


翻訳作品 放送情報

幻の西部劇シリーズ
『マーベリック』
出演:
ジェームズ・ガーナー
ジャック・ケリー
土曜夜11時~ 衛星劇場にて
絶賛放送中!
番組HPは、コチラ

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プロフィール

ふう

Author:ふう
(B型、みずがめ座、木星人+)
芝居好きの駆け出し翻訳家。
派遣社員として製薬会社で翻訳業務に従事するかたわら,2010年春より在宅で字幕翻訳の仕事をさせていただいております。いつか自分の訳した戯曲が舞台化され,それを観る日を夢見つつ,日々翻訳修行に励んでいます。

※当ブログについて:
当初は芝居と翻訳について半々の割合で書くつもりでしたが,今ではほとんど観劇日記と化しています。“翻訳”等のキーワードでアクセスしてくださったかたには申し訳ありません! でもたまに仕事や翻訳についても語っているので、もしよかったらまたお越しくださいね。

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お薦め!


『リカ』
~ DVD 発売中!~
ウエストエンドスタジオプロデュース
2009年8月上演舞台
原作:五十嵐貴久(幻冬舎文庫)
脚本・演出:-もとひろ
◇問合せ:Westend Studio
演出家-もとひろさんのblog
DVD予告編
公演詳細





美・チャンス(『WHITE』)収録


Studio Life 『ドラキュラ』
劇中曲収録


Studio Life 『トーマの心臓』
劇中曲(アヴェ・マリア他)収録


















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