ふうの翻訳劇場

~ 芝居好きの駆け出し翻訳家ふうの日記 ~

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私が彼を殺した

 

週の前半に、無事今月分の通信講座の課題と、3冊目のリーディング原稿を提出し、久しぶりに東野さんに読み耽っておりました。おがけで昨夜は、歌のおにいさんを見逃した。。。矢野健太がその後どうなったのか気になるところではありますが、それはまた次週を楽しみに待ちたいと思います。

ところでご存知のかたも多いと思いますが、この 『私が彼を殺した』『どちらかが彼女を殺した』 同様、小説のなかでは犯人が明言されておらず、本の最後に添付されている 袋綴じ解説 なるものを読んで、自分で推理しなければなりません。当然のことながら、読了後、早速わたしもその解説を読み推理しようとしたのですが……

『どちらかが~』 のときは、正解不正解は別として、袋綴じ解説を読んで、ささっとポイントとなる箇所を読み返したら、わりとすんなり犯人の検討がつき結構早く自己完結したのですよ。(もう一度言っておきますが、それがあっているかどうかは別問題です。あくまでも自分のなかでの推理は成立していたというだけのことです。このあたりのことについては、また後日 98666 ) でもまあとりあえず、自分のなかでは納得のいく答えがすぐに出たので、読了後にそれほど尾を引くことはなかったのです。

ところが 『私が~』 は、袋綴じ解説を読んで、ポイントとなりそうなところを何度読み返してもいっこうに犯人がわからない。そうこうするうちに気づけば午前2時半すぎ。とはいえこのままでは気になって眠れないので、ちょっと悔しい気もしたけど、こうなったら最後の手段と、深夜にパソコンを立ち上げネットで検索ですよ。

ありがたいことに、いろんなかたがネタバレ推理を公開してくださっていました。ネット社会さまさまです。なかでも、わたしがいちばんわかりやすかった解説がこちら。

『私が彼を殺した』 ネタバレ推理 本書未読のかたはご注意ください。

↓以下、“わたしの” ネタバレです。

ズバリ犯人は 駿河直之 でした

ポイントとなる箇所はこの3つ。(頁数は文庫版のものです)

じつは彼愛用のピルケースだった。前に結婚していた頃、当時の奥さんとペアで買ったものだということを、俺は穂高から聞いていた。(p.57)

段ボールの中には、その前妻から彼宛てに宅配便として送られてきたものもあった。(p.181)

(ピルケースの)蓋を閉め、ポケットに入れてから周囲を見回した。(p.148)


袋綴じ解説には、
1. ピルケースが実は二つあったと書かれていた箇所がある。
2. そして、もう一つのピルケースの行方についても。
3. それをすりかえることができた人物が犯人。

というようなことが書かれていました。小説の序盤が重要ポイントとも書かれていたので、とにかく何回も何回も読み返し(たぶん5、6回は読み返した)、ピルケースが前妻とペアで買ったものだということはわかっていたのですが、それが解説の言わんとする “二つ” のピルケースとは結びつかず、いきなり初っ端からつまずいてしまいました  そんなわけで、てっきりまだほかにピルケースがあるものとばかり思っていたので、いったいそれがどこで出てきたのだろうと、ひたすら何度も何度も読み返していたわけです。情けなや……

さらには、駿河の家に穂高の前妻から送られてきた宅急便があったことなどすっかり記憶から抜け落ち、しかも序盤が重要ポイントと書かれていたものだから、そのあたりの章はほとんど読み返してなかったから思い出せるはずもなく、となると “(受け取ったピルケースを)ポケットに入れ”と書かれていてもなんら違和感も覚えずスルーしておりました。汗;

今ならたしかに、すぐにボーイに渡すのになぜわざわざポケットにしまう必要があるんだろうと、不審な気がしますけれどね。しかも “周囲を見回した” というのがいかにも怪しい。。。

いずれにせよ無事犯人もわかり、幸い昨夜はすっきりした気持ちで就寝することができました。
めでたし、めでたし。

同じく、加賀刑事シリーズ 『悪意』 の感想はこちら。 『悪意』 感想

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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COMMENT

●ネタバレ

私も同じ推理でしたv-343
この趣向はおもしろいですけど、犯人があたっているかどうかわからないので
ある意味欲求不満にもなりますよね(^^;) 

「どちらかが~」の方は、ラスト近くで
「犯人が絶叫し、犯人でない方も悲鳴を上げた」
と書かれていたので、犯人は性別で判断できましたが…

同じく、夜中まで推理にかまけてしまいました(^^;)

●>tamayuraさま

いやぁまったくです。かなりストレスたまりました^^;
いちおう脳をフル回転させたつもりなので、多少は活性化してくれているといいんですけど(笑)
「どちらかが~」、tamayuraさんはすぐにわかられたようですネ!
わたしはこれまで推理力はそこそこあるほうだと自負しておりましたが、この二作ですっかり自信喪失しました^^;

●NO TITLE

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
トラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。

●>藍色さま

初めまして。ご来場&トラックバックありがとうございました。
いちおうトラックバックさせていただきましたが、
あまりやったことないのでちゃんと出来てるかちょっと不安です(^^;
出来てなかったらお知らせくださいませ。

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Author:ふう
(B型、みずがめ座、木星人+)
芝居好きの駆け出し翻訳家。
派遣社員として製薬会社で翻訳業務に従事するかたわら,2010年春より在宅で字幕翻訳の仕事をさせていただいております。いつか自分の訳した戯曲が舞台化され,それを観る日を夢見つつ,日々翻訳修行に励んでいます。

※当ブログについて:
当初は芝居と翻訳について半々の割合で書くつもりでしたが,今ではほとんど観劇日記と化しています。“翻訳”等のキーワードでアクセスしてくださったかたには申し訳ありません! でもたまに仕事や翻訳についても語っているので、もしよかったらまたお越しくださいね。

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