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ふうの翻訳劇場

~ 芝居好きの駆け出し翻訳家ふうの日記 ~

PANSY MAZE 2

ここ最近、派遣のほうのしごとはまったりしているのですが、先週の金曜日はめずらしく忙しくて、しかも夕方になってあれこれと仕事が入り、久しぶりに残業しました。それも3時間  昔、フルで派遣やってたときは2、3時間の残業はざらだったんだけど、今の週3日の派遣先になってからはほとんど残業がなく(あっても1時間くらい)、なもんだから金曜日はぐったり疲れてしまい、夜は好物のたこ焼きと小倉デニッシュをほおばりながら、A-Studioを見てました(ゲストが海老蔵丈だったのですvv)。それで心身ともにずいぶんと癒されたんだけど、結局昨日も洗濯だけはすませたけど、そのあと 『ちんぷんかんぷん』(畠中恵さん著、しゃばけシリーズ第六弾)の残りを読んだり、土曜ワイドを見たりしてまったり過ごしてました。

さてさてパンジーの感想です。いちおうまだ公演中なので隠します。いつものことながら思いつくまま、ただ書き綴っているだけなので、まとまりありませんが(^^; よろしかったら「続きを読む」からどうぞ。ネタばれありですのでご注意を。

~ ストーリー ~
人は誰でも生まれた時から人生という名の道を歩き続ける。
いつしかそれは、「迷路」となっていた・・・

30歳のOL吉田幸子は不幸ではないが満たされてもいない。
恋人はいるが相手は上司でしかも不倫。
このままではいけないと思いつつも日常の中に埋もれてしまい、なんとなく毎日を過ごしてしまう。
ささいな事から押し寄せる過去の思い出、
そして憧れのコーチへの想い・・・
そんなある日に会社のガードマンのおじさんの秘密の情事を目撃した幸子は、
徐々に夢とも現実とも過去ともおぼつかない迷路のような交錯した世界に迷い込んでいく・・・
(スタジオライフ公式HPより引用)


まず先日書きましたように、第一印象はWHITE と TAMAGOYAKI を足して2で割ったような感じ。簡単にいうと物語は、30歳独身OL幸子が、ひょんなことから不思議な迷路に迷い込み、ヨイショイッキノミやホンネザウルスといった妙な人々を引き連れて、心のオアシスをもとめて旅をする、というもの。WHITEをご覧になったかたはお気づきのように、三角くんが“ホワイト”を求めて、ハクションやウィンディたち妖精(?)と旅をするのとよく似ています。そして旅する先が「過去」という点では、TAMAGOYAKIに似てるかなと。こういう設定、きっと倉田さんがお好きなんでしょうね~

パンフレットによると、この作品、倉田さんが泉鏡花の『山吹』にインスパイアされて書かれたのだとか。はて、山吹ってこんな話だったっけ? 読んだのずいぶん前だし、たしか読んだときもあまりよく理解できてなかったような気がするので、これを機にもう一度読み返してみたいと思います。

30歳独身OL幸子が、会社でとにかく散々な言われようなんだけど(年を取るとひがみっぽくなる、可愛げがない、素直じゃない、おつぼね等々…)、そこでふと、30歳でなぜそこまで言われるかな?と疑問を持つ。

そうしたらこの作品実は1987年初演時、幸子は25歳の設定で、当時は25歳でも“ユキオクレ”と言われてしまっていたようです。そして1995年の再演時、時代の流れに合わせて設定を30歳に引き上げたらしんだけど、今回はその当時の昭和のテイストを残すため、あえて年齢設定を変えなかったらしい(パンプレットによる)。それなら納得。だって、今の時代30歳であそこまで言われたら、わたしはどうなるの・・・(涙)

とはいえ、あの幸子の言われようは程度の差こそあれ、わたしを取り巻く現実の環境にもたしかに存在するわけで、身につまされる思いがして心と体がとても痛かった(泣)。

ただ、だからといって幸子が“迷路”に入り込んでしまうというのは、理由としてはちょっと弱いのではなかなぁと思いました。WHITEの三角くんや、TAMAGOYAKIの時男くんたちのときほど、しっかり伝わってこなかった気が、、、。もしかする三角くんや時男くんたちに比べ、幸子の置かれた状況が自分に近いから見方が厳しくなっているのかもしれませんが。

迷路に入ると、ヨイショイッキノミに始まり、幸子は次々と不思議な人たちと出会うのですが、どうやら彼らもまた、それぞれに何かが欠けていると感じていて、その欠けているものを探すために、幸子と一緒に旅をする。この変わった人たち、実は迷路の「壁」で、幸子が問題を解決し、ひとつ壁をクリアするたびに一定の時間をさかのぼることができて、最終的には18歳の高校卒業の年に辿り着く。

ただ、ここでもこの変わった人たちに“欠けているもの”や、幸子の“問題”というのが、ちょっと抽象的でいまいちわかりにくかった。ここがもう少し理解できると感情移入もしやすいんだけど、なんだか自分がずっと傍観者のままだったのがちょっと残念。

高校卒業の年までさかのぼった幸子は、そこで憧れだったバレー部のコーチと再会。30歳になってもコーチへの想いを引きずっていた幸子は、過去の恋と決別するため、コーチを刺し殺してしまう(これはたぶん、実際に殺してしまうというよりは、幸子が自分の心のなかで殺したということなんだと思うけど、、、)。

最終的には、自分が抱えていた心の問題を解決し、過去との恋とも決別した幸子が、現在に戻り不倫相手の上司とも別れ、新たな一歩を踏み出すところでTHE END。ラストはさわやかだったけど、ただ全体的にはやや抽象的というか観念的だったから、一見しただけではちょっと理解しにくかったというのが正直な感想です。

でも迷路のなかに登場する「壁」たちはそれぞれに個性的で、とくに若手のかたが演じられているということもあって、若者らしい初々しさや熱演にはとても好感が持てました。にっこり (←どこまでも若手に甘いライファー

最後にまた、おがっちの話になりますが(^^; おがっち演じるズバリゴンは、とにかく真面目で、相方のホンネザウルスに遊びに行こうと誘われても、耳をかさず、ひたすらジャグリングの練習をしているという堅物。でも真面目すぎるところがかえって可笑しくて憎めない。「ズバリゴン」という妙な名前も、実は本人がいちばん気にしていて、できれば「ズバちゃん」て呼ばれたい、というくだりはなんとも愛嬌があって可愛かったです。経験があるのか今回の舞台のために特訓したのかわかりませんが、ジャグリングの腕前もたいしたものでした!


続くかもしれないし続かないかもしれない、、、!?

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プロフィール

ふう

Author:ふう
(B型、みずがめ座、木星人+)
芝居好きの駆け出し翻訳家。
派遣社員として製薬会社で翻訳業務に従事するかたわら,2010年春より在宅で字幕翻訳の仕事をさせていただいております。いつか自分の訳した戯曲が舞台化され,それを観る日を夢見つつ,日々翻訳修行に励んでいます。

※当ブログについて:
当初は芝居と翻訳について半々の割合で書くつもりでしたが,今ではほとんど観劇日記と化しています。“翻訳”等のキーワードでアクセスしてくださったかたには申し訳ありません! でもたまに仕事や翻訳についても語っているので、もしよかったらまたお越しくださいね。

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