ふうの翻訳劇場

~ 芝居好きの駆け出し翻訳家ふうの日記 ~

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映画 『じゃじゃ馬ならし』

浅草鬼太郎堂

先日観劇したスタジオライフ版 『じゃじゃ馬ならし』 が、(歌とダンスはよかったんだけど、お芝居としては)いまいち釈然としなかったので、理解の助けになるかもと映画版 『じゃじゃ馬ならし』 を見ました。結果、劇中劇のかたちになっていなかったことを除けば、スタジオライフ版とそれほど大きく異なる点はなく、やっぱりなんとなく釈然としないまま終わってしまいました。

その後、ライフのパンフレットに掲載されている松岡和子さんと倉田さんの対談を読んでいて、このモヤモヤ感の原因がちょっとだけわかったような気がしました。今回の倉田さんのコンセプトとして、女性が男性と対等に張り合おうとしても力じゃ負ける。だから調教されたように見せかけて、実は牛耳ってるのは女性。“人生は演技よ” というのがあるみたい。自分を分析するに、おそらくわたしはその考え方に共感できないんだろうなぁと思います。仕事をするうえで、たしかに不利な部分もあったけど、あまり男とか女とか意識したことなかったし、自分にやれることをやるだけと思って今も仕事してますしね~。それに、どちらかというと駆け引きも苦手なので、人生は演技という考え方もいまいちピンとこないのですよね。

シェイクスピア作品のなかでも 『じゃじゃ馬ならし』 はとくに解釈が分かれる作品らしく、松岡さんも翻訳にご苦労なさったようです。最後のルーセンショーの台詞が未来形(she will be tamed so.)になっているという点が、とても興味深かったです。たかがwill、されどwillなんですね。既刊の邦訳版では 「馴らされた(she was tamed.)」 と訳されてるものが多いんだそうです(とくに男性翻訳家は、こう訳しているケースが多いらしい)。8/11に、ちくま書房から松岡さん訳の 『じゃじゃ馬馴らし』(シェイクスピア全集20回20巻) が発売されるみたいなので、読み比べるのも面白そう。

いろいろな観方ができる 『じゃじゃ馬鳴らし』。Hopeチームを観るのが楽しみです

写真(↑)はじゃじゃ馬とは全く関係ないのですが、先日浅草へ行ったときに鬼太郎ショップの前で撮ったもの。『ゲゲゲの女房』 を見ているせいか、今、鬼太郎がちょっとしたMyブームなのです(笑)

じゃじゃ馬ならし(1966)(1966) - goo 映画
じゃじゃ馬ならし(1966)(1966) - goo 映画


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COMMENT

●なるほど

「じゃじゃ馬馴らし」観劇後に原作を読もうかどうしようかと思っていたのですが、
劇中劇の部分は原作に忠実なんですね。
パンフレットは買いませんでしたが、倉田さんと松岡さんの解釈には興味が
ありました。
翻訳も奥が深いですね。確かに「will」は普通に訳しにくいという印象ですが(^^;)

「ゲゲゲの女房」は私もちょくちょく見ています。
向井くん、朝ドラに大河にと引っ張りだこですよね。
声もいいですし(笑)最近気になる役者さんですー。

●>tamayuraさま

わたしもいつもは観劇後に原作を読むのですが、
今回はてっとり早く映画にしちゃいました(^^;
松岡さんの邦訳が出たら読んでみようかなぁと思っております。

向井くん、イイですよね~v-343
ゲゲゲがもうすぐ終わりで淋しいナァと思っていたら、今度は大河。
もうやったぁ~っていう感じですよ(笑)
毎水にはホタルノヒカリもあるし、映画も公開されるし、
ますます目が離せませんっ^^

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プロフィール

ふう

Author:ふう
(B型、みずがめ座、木星人+)
芝居好きの駆け出し翻訳家。
派遣社員として製薬会社で翻訳業務に従事するかたわら,2010年春より在宅で字幕翻訳の仕事をさせていただいております。いつか自分の訳した戯曲が舞台化され,それを観る日を夢見つつ,日々翻訳修行に励んでいます。

※当ブログについて:
当初は芝居と翻訳について半々の割合で書くつもりでしたが,今ではほとんど観劇日記と化しています。“翻訳”等のキーワードでアクセスしてくださったかたには申し訳ありません! でもたまに仕事や翻訳についても語っているので、もしよかったらまたお越しくださいね。

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