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ふうの翻訳劇場

~ 芝居好きの駆け出し翻訳家ふうの日記 ~

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さらば八月のうた

2010夏 折り紙花火

日曜日にこちらに帰ってきました。ここのところ恒例になっている帰省時の家族との焼き肉や、地元の友人との夜通しでのしゃべくり会などでたっぷりエネルギーをチャージしてまいりました(笑)

そして翌日の月曜日は、劇団M.O.P. 最終公演 『さらば八月のうた』 東京公演千秋楽を観劇してきました。M.O.P.は、ナマの舞台はほんの数回、あとはTVで何回か観たことがあるだけで、それほど熱烈なファンというわけではないのですが、小劇場ブームがきっかけで芝居の面白さにハマった者としては、やはり解散するとなると淋しい気がいたします。

解散を宣言された2年前の公演にセッキーが客演されたこともあり、ラスト3公演は観たいと思っていたので、それが叶いうれしかったです。

最終公演 『さらば八月のうた』 は、ラジオの深夜番組に届いた、リスナーからの 「ある歌について調べてほしい」 というリクエスト葉書から始まります。26年間続いた番組の打ち切りが決まり、消沈していたDJの神崎カオル(キムラ緑子さん)は、なんとなく聞き覚えのあるその歌を、相方の構成作家、柴田陸朗(小市慢太郎さん)とともに調べることを決意します。

その後は過去にさかのぼり、ある「歌」にまつわるエピソードや、カオルや陸朗の若かりし頃などが繰り広げられるという趣向で、構成的には2年前の 『阿片と拳銃』 に似ていました。

前半はそれぞれのエピソードや人物のつながりがわからなくて、やや冗長な感じがしましたが、後半はそのつながりがだんだん明らかになっていって、「この人とあの人が親子だったのね~」という具合に人間関係なども見えてきて、ぐいぐい舞台に引き込まれました。

ある歌というのは、戦時中、元歌い手の宮下そら子(緑子さん)という芸人が、夫婦漫才師として海軍の病院船に乗っていたとき歌っていた「別れの歌」という曲で(マキノさん作詞のオリジナル)、当時、その歌に励まされた軍人さんたちが歌い継いでいったものなんだけど、緑子さんの歌声がこれまた心に響く素敵な声なのですよ。

舞台の終盤、ラジオ番組の最終回で、今度はDJのカオルとしてふたたびこの歌をうたってくださるのですが、そら子のときの透明感のある歌声とはまた違った、ちょっとハスキーな声がとても感動的でした。

ラストは、そら子が実はカオルの祖母だったという事実が明かされるのですが、そのときの幼少時代のカオルと祖父との電話のやり取りがこれまた実に感動的で、思わず涙してしまいました。

しかも、カテコの挨拶で、カオルの声をしていたのが三上さんの愛娘だったことが明かされ、思わぬサプライズに客席がおおいに沸きました。この後、その愛娘さんが登場され 「パパがお世話になりました」 と言って、マキノさんに花束を渡されたのですが、その姿がまた可愛くて、そばでとろけそうな目をしておられた三上さんがとても印象的でした。

解散といっても、この後もマキノさんや劇団員の皆さんはそれぞれの場でご活躍されるわけですが、いつかまた5年後とか10年後とか(!?)にM.O.P.としての舞台を観てみたいです。

M.O.P.の皆さま、今まで素敵な舞台をありがとうございました!


p.s. 写真は(MOPとはまったく関係ない)母とボランティア仲間の方たちによる共同作品 「折り紙花火」 です。

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プロフィール

ふう

Author:ふう
(B型、みずがめ座、木星人+)
芝居好きの駆け出し翻訳家。
派遣社員として製薬会社で翻訳業務に従事するかたわら,2010年春より在宅で字幕翻訳の仕事をさせていただいております。いつか自分の訳した戯曲が舞台化され,それを観る日を夢見つつ,日々翻訳修行に励んでいます。

※当ブログについて:
当初は芝居と翻訳について半々の割合で書くつもりでしたが,今ではほとんど観劇日記と化しています。“翻訳”等のキーワードでアクセスしてくださったかたには申し訳ありません! でもたまに仕事や翻訳についても語っているので、もしよかったらまたお越しくださいね。

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