ふうの翻訳劇場
~ 芝居好きの駆け出し翻訳家ふうの日記 ~
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2015/07/31 (Fri) 14:00
fear to take one’s slide rules
ちなみに「slide rule(計算尺)」は「携帯用アナログ計算器」(『ブリタニカ国際大百科事典』より)。写真で見るとこんな感じ↓。
https://en.wikipedia.org/wiki/Slide_rule#/media/File:Sliderule.PickettN902T.agr.jpg
イマイチよくわからないのですが、要はいろんな計算ができる器具みたいです。
そこで例文を見てみます。
例文:
Francebed, the name of which is only half truthful as it is the moniker of a Japanese sleep furniture company, is stepping in where the Nobel Prize coveters fear to take their slide rules. It has developed a vibrating pillow that is intended to reduce a user’s snoring.
下記サイトより引用:
http://www.japantimes.co.jp/life/2007/06/20/digital/gadgets-to-the-rescue-vibrating-pillow-curbs-snoring-toothbrush-tracks-your-hygiene-habits/#.VbcHj3k9LIV
ここでは、the Nobel Prize coveters fear to take their slide rulesと出てきます。直訳すると「ノーベル賞を欲しがる者が、自分の計算尺を持ち込むのをためらう」ですが、やはり意味不明です。
実はここでいうslide ruleは、天文学者にとっての天体望遠鏡のようなものを指していて、そう考えると「ノーベル賞を欲しがる研究者が、自分の研究道具を持ち込むのをためらう」と言い換えることができます。
つまり「研究をためらう」「取り組むのをためらう」という意味になるわけです。
ちなみに例文全体の大まかな意味は「日本の企業でありながら社名にフランスとつく寝具会社のフランスベッドは、ノーベル賞を切望する研究者が取り組むのをためらう分野に足を踏み入れた。振動でいびきを軽減する枕を開発したのだ」
今回はちょっと難しかった…(汗) 文脈によって訳に工夫が要りそうですね~
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